約10%のCO2を低減を低減したPCa製品
福島県浜通りは石炭火力発電所が多く、わが国で最大量の120万t/年以上のフライアッシュが発生している。本研究では、有効利用率が小さいフライアッシュⅣ種をプレキャストコンクリート製品に利用するため、フレッシュコンクリート試験、圧縮強度試験、凍結融解試験により、配合を検討した。研究の結果、フライアッシュを利用したプレキャストコンクリート製品は、内割10%、外割 10%の場合強度および耐久性等の品質基準をいずれも満足し、普通コンクリートと同等の品質を有し、CO2排出量を10%低減することが明らかとなった。