走りながらコンクリートの声を聴く、という発想
道路、鉄道、空港などの社会インフラを末永く安全・快適に活用するためには、目に見えない構造物内部の劣化を早期に発見し、対策に繋げることが重要です。本研究は、デジタル制御加振器を用いた走行式の非破壊検査装置を開発し、AIによる声紋分析を組み込むことで、高精度かつ効率的に構造物内部を検査します。この点検装置により、新幹線軌道、高速道路、橋梁、空港滑走路などのインフラ施設を広範囲かつ高速に点検できるとともに、AIに必要な大量のデータを集めて、点検精度のさらなる向上を目指しています。