コンクリートに発生したひび割れの検出・定量化、強度推定、劣化深さの測定を行うことができます。
X線造影撮影法は、現場より採取したコアを厚さ10mm毎にスライスし、コンクリート用に開発された造影剤に浸漬させ、X線撮影することによって、コンクリート内部に発生した微細なひび割れや空隙を検出できる手法です。また、この検出されたひび割れ・空隙を定量化することによって、コンクリートの強度を推定したり、劣化深さを評価することが可能となります。左の写真は、床版をエアブレーカーではつった後に超速硬モルタルで補修をした箇所のひび割れ発生状況を示した例(上側が超速硬モルタルで下側が床版部)です。