「塩分吸着剤」を活用した
コンクリート構造物の抜本的な塩害対策工法
塩害環境下の鉄筋コンクリート構造物の多くで、塩害が発生している。塩害で劣化した構造物は、塩化物イオンがコンクリート躯体中やケレンで除去しきれなかった鉄筋表面の錆中にも残存しており、再劣化の懸念がある。SSI工法(NETIS:KK-100008-V)は塩分吸着剤を活用したポリマーセメント系の断面修復工法である。高性能防錆ペーストに配合した塩分吸着剤のイオン交換機能により、鉄筋近傍の残存錆や躯体に含まれる塩化物イオンを吸着無害化すると同時に、亜硝酸イオンを放出し鉄筋近傍を防錆環境へ移行させる。断面修復材にも塩分吸着剤を配合しているため外部から浸入する塩化物イオンを吸着し、内部への浸入を抑制する。