小笠原諸島母島で行われたアカギ(外来種)の駆除方法を応用し、河川における侵略的外来種の駆除を実施
■再生能力が高いハリエンジュに対して除草剤を用いた駆除を実施
ハリエンジュは、伐採後の再生が著しく河道管理に影響を及ぼすことが想定される。そこで、再生を抑制しつつ駆除する方法として、小笠原諸島母島で行われたアカギ(外来種)の駆除方法を参考に除草剤を樹木に注入する方法で、ハリエンジュの駆除を行った。その結果として、伐採のみでは萌芽再生してしまうハリエンジュに対して効果を確認した。また、施工後の土砂や樹木に対して除草剤の残留量を分析・評価し、除草剤の使用後の樹木の処理方法を立案した。これらの結果を踏まえ、今後の河道樹木の維持管理手法の検討を行った。