EE東北ガイドブックWEB版
B-712 維持管理・予防保全

塩分除去洗浄による戻り錆び対策工法

橋梁等鋼構造物の旧塗膜とともに付着する塩分、有害物質を湿潤化して除去する1種ケレン工法

本技術は、鋼橋等鋼構造物の1種ケレンにて、旧塗膜のほか、鋼表面の塩分や、鉛・PCB等の有害物質を含む塗膜の剥離を1工程で完了し、ブラストタンク内で水と研削材を完全に混合した泥化研削材により、粉塵を大幅に削減する湿式ブラスト工法です。湿式ブラスト等水を使う1種ケレンの課題は、戻り錆びの発生や、鋼表面の水分が乾燥するまで塗装できない等があり、本技術で開発した気化水溶性防錆剤(特許第7601336号)を使用することで、戻り錆びを抑制し、水分の乾燥時間を短縮して1種ケレンの品質を確保します。気化水溶性防錆剤は乾式ブラスト後の塩分除去に使う洗浄水にも使用でき、戻り錆びの抑制と水分の乾燥時間を短縮します。

NETIS:CB-220006-A

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