切土のり面の凍上を防止し、維持管理を低減、かつ施工性と安全性を向上させた新たな凍上対策技術
北海道のような寒冷地においては、凍上に起因する切土のり面の表層崩壊が多発しており、対応として特殊ふとんかご工が採用されますが、経年的な変状や高所・斜面での人力作業への課題があります。
これらの課題を解決するために、従来の特殊ふとんかごに断熱材を内包し、さらにクレーンで吊り上げ可能なワンパック断熱ふとんかごを開発しました。平地であらかじめ排水ドレーン材、断熱材、砕石等を篭に詰め、完成したものをクレーンで対象のり面に設置し、耐凍上性のみならず施工性・安全性に優れた切土のり面の補修・補強を行う技術です。