EE東北ガイドブックWEB版
B-302 維持管理・予防保全

ロボットとAIによるインフラ施設の自動点検:

自律型ロボットが弾性波試験データを集めて、構造物の異常箇所を見つけ出す技術

道路、鉄道、港湾・空港、電力施設などの社会インフラを安全・快適に活用するためには、目視できない構造物内部の劣化を見つけることが重要です。本研究は、インフラの点検効率化を目指して、加振源 (e.g. ハンマリング装置、加振器) と振動センサを搭載した自律型点検ロボットを開発しています。ロボットは障害物を避けながら構造物上を走り回り、弾性波試験のデータを集めます。さらに、AIによるデータ異常検知手法を組み込むことで、構造物内部の劣化箇所を見つけます。提案技術は、インフラ施設を広範囲かつ高速に点検するとともに、AIの強化に向けて大量データを収集できます。

東北大学大学院工学研究科土木工学専攻
担当:東北大学大学院工学研究科土木工学専攻 構造創成学研究室
TEL:022-795-7449
URL:http://design.civil.tohoku.ac.jp/