グラウト未充填箇所における高精度な空洞推定と防錆効果と流動性を備えたグラウト材による再注入工法
近年の調査や研究により、従来の材料や施工方法では、PCグラウトの充填不足が原因で耐久性に問題のある既設構造物が存在することが懸念されています。このため、PC鋼材が比較的健全なうちにグラウト再注入を行い、構造物をリニューアルすることが極めて有効です。PC-Rev工法は、次の5つの特徴を持つ再注入工法です。①シース検知型小径削孔による構造物への負荷低減、②空洞推定方法の高精度化と注入管理の充実、③低速かつ圧力変動のない注入方法、④超低粘性で流動性の高い防錆型グラウト材の使用、⑤空洞量推定・注入作業の自動化。この工法により、構造物の耐久性と安全性が向上し、長寿命化が期待されます。
NETIS:KT-180080-A