合理的な断面形状で高い強度を持ち、補強材と壁構造の一体化により施工速度を向上した新しい補強リング
セグメントビームは、ライナープレート立坑に用いる補強リングです。ライナープレートに一般的に使われている補強リングはH形鋼単体で用いてきましたが、セグメントビームは壁材となる背板と主桁となるH形鋼を組み合わせることで、壁材と補強材を兼用し、施工速度を50%向上させることができます。
また、H形鋼の優れた断面性能を有効に取り入れたことで、曲げ応力に強く、継手部はエンドプレートを用いた構造により、正負曲げに対して継手の必要耐力を確保しています。
加えて、背面側に継手が無いため、全ての組立てが立坑内側から目視確認でき、作業の安全性と、品質管理の向上を実現することが可能となりました。