雨水を地下に浸透させるだけでなく、在来植物で汚濁物質を除去したり溜めた雨水を利用できる技術です。
豪雨時に地上と地中の貯水部が“雨水貯留・浸透空間”としてピークカットの機能を果たすだけでなく、平常時にも地上部が魅力ある植栽空間として機能し、集客力や企業価値の向上に寄与します。植栽空間が生物多様性保全に貢献することで、建物やエリアのサステナビリティや価値を高めます。
弊社技術研究所に設置したレインスケープでは、2019年10月の台風21号に伴う千葉県豪雨時に、顕著な雨水の流出抑制効果を確認することができました。
今後は街区開発に対しても提案していきます。適用対象規模を拡大し、水害リスク低減効果の定量評価や、複合的な機能の不動産価値への貢献度について研究を進め、街区開発への提案を行います。