「Zスパイラル筋」の拘束効果で床版を素早く強固に一体化
「Zスパイラル工法」は、プレキャストPC床版の接合部において、「Zスパイラル筋」の拘束効果により床版を強固に一体化する継手工法です。Zスパイラル筋は上面から見ると「Z型」を連ねた特殊形状となっており、PC床版設置後、上面からループ筋の間に落とし込むだけで配置が可能なため、従来工法の「ループ継手」で必要となっていた横方向鉄筋の挿入が不要となり、施工性が大幅に改善されます。
性能面ではNEXCO試験法442に準拠した輪荷重走行試験を実施し、十分な疲労耐久性能を有することが確認されました。その結果を受け、NEXCO総研に性能証明書が受理され、認定工法の一つとなることができました。