世界初!非破壊で橋梁などコンクリート内部の塩分濃度分布を計測
中性子をコンクリート表面から照射し、元素との反応で生じる即発ガンマ線のエネルギースペクトルを分析することで、橋梁などコンクリート構造物内部の塩分濃度分布を完全非破壊で計測し、
塩害に対する劣化診断に必要な情報を取得する装置です。この装置により、コンクリート橋等の塩害による崩壊防止、長寿命化及び維持管理費の大幅な縮減が実現できます。
RANS-μを用いた2023年度の実橋梁の計測実績としては、塩害点検の一環や新技術の試験としてなど、国交省の各地方整備局様やT-RANS組合員様、地方自治体様などを経由し、1都7県14橋48ヶ所の計測を行いました。計測箇所としては、下部工は、橋台や橋脚の側面、上部工は、主桁下面・側面、桁フランジ下面・側面、地覆側面、張出し床板下面、ウェブ、箱桁下面、箱桁内部の上面や底面の計測を行い、様々な橋梁の部位において、計測実績を積んでいます。