吹付による自然回復緑化技術(斜面樹林化工法)
本工法は、タネから育てた樹林で斜面防災と自然再生の両立をはかり、生物多様性と低炭素社会の実現に寄与する自然回復緑化技術です。タネから育てた樹林は主根が深く伸長して風化土層を貫通し、せん断抵抗を高めます。また側根が縦横に伸びて周囲の根系と絡み合い、地山をネット状に保護します。種子を発芽可能な生育基盤の表層2cm部分のみに混合する2層吹付システムにより、貴重な在来種子の有効利用とコストダウンをはかります。木本植物の発芽生育に適する耐浸食性の高い生育基盤を造成して、導入種を確実に発芽・生育させるため、3つの専用資材であるレミマテリアル・レミコントロール・レミディシーズを使用します。