住宅の石積補強から大型造成山留工事まで、
コンパクトな設備で施工が可能
ソイルネイリング工法は、1984年ドイツバウワー社から技術導入された工法です。地山補強土工法の2直線すべり法に分類されます。設計方法は、補強材(ネイル)により土塊を疑似構造体と考え、構造体の内的安定と外的安定を段ごとにチェックします。施工の特徴は、逆巻き施工を基本として、施工中に地盤条件が変化しても、補強材の長さ、配置が変えられるので安全性が高いです。設備がコンパクトで、狭い場所でも小型機械で施工でき、大型造成工事であれば大型クローラドリルで施工能率を高めることができます。施工対象は、住宅の石積みから大型造成工事の山留まで広く適用できます。