海上での鋼管杭の打込み誤差に柔軟に対応できる
プレキャスト上部工と鋼管杭の接合構造「SFIジョイント」
海上構造物の場所打ちコンクリート施工では、特殊技能を有する作業員が必要で多大な労力を要すること、工事進捗が海象条件等に大きく左右されることから、上部工をプレキャスト化して、海上作業の省力化と安全性の向上を同時に図る技術が強く望まれております。しかしながら、杭式構造物では、鋼管杭と上部工の接合が重要となり、鋼管杭の打込みに高い精度を要求することが難しいという課題がありました。そこで、鋼管杭と杭頭ブロックの相対的な位置のずれに対し柔軟な設計を可能とする「プレキャスト上部工の鉄骨差込み接合工法」を開発しました。
