EE東北ガイドブックWEB版
A-056 設計・施工

マスコン冷却システム(フィン&ポール工法)

環境に配慮した電力不要のマスコンクリートのクーリング工法

コンクリートは硬化する際に水とセメントの化学反応によって熱が発生し、その影響でひび割れが発生します。ひび割れ制御方法にパイプクーリング工法がありますが、大量のコンクリートを打ち込む土木構造物では発熱量が大きく、冷却設備が大掛かりになるなどの課題があります。
フィン&ポール®はコンクリート打込み後の冷却を簡便に行う高性能な熱輸送デバイスで、高効率で多量の熱輸送が可能なヒートパイプ、熱伝導性の高いアルミニウム製の集熱パイプ、放熱フィンで構成されます。電力などのエネルギーは不要、かつメンテナンスフリーで繰り返し使用可能な製品です。本工法は日軽金アクト(株)、日軽産業(株)と共同開発したものです。

NETIS:KT-230143-A

(株)フジタ
担当:技術センター 土木研究部 髙橋
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