EE東北ガイドブックWEB版
A-054 設計・施工

DRFダンパーを用いた橋梁制震化工法

既設橋梁の固定支承部に当社独自の『DRFダンパー』を設置することで、耐震性能の向上を図る工法

近年、地震直後における橋梁の機能維持が課題となっています。都市部の高速道路の多くが高架橋であり近接構造物を損傷させることは避けなければならず、橋脚の損傷を極力小さくするのが望まれます。
レベル1地震時はDRFダンパーが静止摩擦力によりサイドブロックとして桁を固定させ、支承変位(桁ずれ)の発生を防止し、レベル2地震時は支承部を可動とし、DRFダンパーが振動エネルギーを吸収して揺れを“減衰”させることで、橋脚基部(根元)の応答低減を図る工法です。
首都高速道路の2つの実橋梁(台場線・上野線)に対して、レベル2地震時の損傷や上陽力を低減する補強策としてDRFダンパーを用いた耐震補強が適用されています。

NETIS:KT-200137-A

青木あすなろ建設(株)
担当:技術研究所 土木構造研究室
TEL:029-877-1112
URL:https://www.aaconst.co.jp/technology/public/drf_dp/