魚群探知機を使って水底地形を把握 ~ダムや河川現場への応用~
ダムの堆砂状況の把握は管理上の最重要課題の一つです。その調査手法として採用されている音響測深法は、従来からのシングルビームによる方法に代えて、マルチビーム等による面的測量が可能な手法の採用が望ましいとされていますが、高価で高度な解析が必要なことから、広く実施されているわけではありませんでした。
本手法は、レジャーフィッシング分野で普及が進んでいる魚群探知機をダム現場に応用し、マルチビーム測量成果に準じた精度での水底地形の把握を安価に実現したもので、機動的な貯水池内堆砂特性の把握と土砂管理コストの縮減に寄与したものです。
NETIS:QS-220006-A