篭工と既存大型土嚢を組み合わせ外力に対する耐久性を向上
地球温暖化の影響により、局所的、短時間、また大型台風などによる豪雨が原因で土砂災害が頻発しています。その形態は、「広域、激甚、多発、頻発」と変化しています。近年、土砂災害発生後、2次災害対策として、迅速に応急対策が可能な技術の開発や改良、そして適切な運用が課題となっています。そこで、既存の大型土嚢に、外力に対する耐久性をより向上させた「応急土石流ガード(KSパッケージ+大型土嚢工)を開発しました。
この工法は、2021年7月広島県安芸区で初施工を実施し、7月8日と8月17日の豪雨で発生した、流木と土砂を捕捉いたしました。