EE東北ガイドブックWEB版
B-074 維持管理・予防保全

RFID腐食環境検知システム:

コンクリート構造物の鉄筋近傍の腐食環境を、
無線電波で計測・診断するシステムです。

本システムは、塩害・中性化・化学的侵食に起因する鉄筋コンクリート構造物の鉄筋腐食を、鉄筋近傍の腐食環境を評価することで予防保全を実現できるシステムです。鉄筋を模擬したセンサを、構造物表面から電磁波を与える通信部とともに構造物内に埋設するため、表面に露出物は無く、非破壊で、誰にでも簡単に計測可能です。また、無線電波で電源を供給するためセンサには電池を搭載しておらず、計測結果も通信部のメモリに保存する機能により、長期間の維持管理に最適です。新設構造物はもちろんのこと、補修時にセンサを設置することで補修効果の確認にも最適です。

太平洋セメント(株)
担当:中央研究所 研究開発推進部 インフラ先進技術チーム
TEL:043-498-3928
URL:https://www.taiheiyo-cement.co.jp/rd/rfid/