老朽化したコンクリート構造物の健全度評価を見える化
第5回インフラメンテナンス大賞にて優秀賞を受賞!
堰堤等のマスコンクリート構造物の劣化状況を的確に評価する手法としては、外観調査をもとにボーリング調査等を行う方法が一般的ですが、ボーリング調査は点の調査であり、健全度を面的に評価できないことが課題となっています。
私たちは一般的な地質調査技術である弾性波探査を改良し、発振点を堰堤外周に、受振点を堰堤天端に配置した「改良型弾性波探査」を用いて、マスコンクリート内を縦横に通過した弾性波をメッシュ単位で解析することにより、弾性波速度構造を面的に可視化し、かつメッシュ毎の弾性波速度を用いて劣化状況を定量的に評価する手法を開発しました。
NETIS:KT-190137-A