3Dプリンティング技術と建設を融合させた次世代の施工方法
建設用3Dプリンタは、デジタル制御でコンクリートやモルタルを押出し、積層を繰り返して建築物や土木構造物の造形を目指す技術です。建設業において昨今問題視されている労働力不足や熟練者の減少への対応策として、施工の省人化や自動化による構造品質の安定・確保などが可能となります。また省人化に伴い労働災害が減るため、安全性が向上します。一方で、既存の設計に囚われない、自由なデザインの実現やジェネレーティブデザインなどを組み合わせた構造設計の合理化など、高い付加価値を提供できることが期待されます。