コンクリート打設が不要な新たな床版継手
KL-C継手工法は、インフラ大規模更新工事における道路橋の床版取替工事において、継手部のコンクリート打設が不要で工事の省力化、工期短縮が可能となる継手工法です。KL-C継手は、せん断キー(PC床版の接合面に成形された曲率の異なる凹凸)、接合ボルト、隙間充填材で構成され、継手部の隙間が狭いのが特徴です。
継手部の床版間の作用力は主にせん断キーで伝達され、接合ボルトで継手部の開きを抑える機構となります。隙間充填材は継手部の止水の役割を担います。本継手は、継手部の隙間は3㎜と狭く、コンクリート打設が不要で、それに関連する工種の省略による省力化、工事全体の工程の短縮効果が期待出来る工法です。