EE東北ガイドブックWEB版
F-07 防災・安全

繰返しPM試験による原位置地盤液状化調査技術:

地盤の液状化の可能性を原位置で直接的に調査できる技術

基礎地盤の液状化被害の可能性が危惧される場合、詳細地盤調査が必要です。現状の地盤の液状化判定は、対象地盤をサンプリングして室内試験により判定する方法と、N値やコーン貫入値を基に判定する方法で行われてます。前者は、サンプリングによる乱れや礫質地盤で適用できない、粘性土地盤でも液状化するという結論になるなど、原理的な短所がありました。一方、後者は試験法自体が液状化時の応力状態と異なり精度が悪い点が問題でした。本技術はこれらの短所を克服し、液状化しない地盤(粘性土地盤・礫質地盤・締まった砂地盤・改良された地盤)を確実に見極めることができます。液状化対策を施した改良地盤の施工管理にも応用可能です。

東北大学 大学院工学研究科 土木工学専攻 地盤工学分野
担当:風間基樹
TEL:022-795-7434
URL:https://sites.google.com/view/geotech-tohoku/research?authuser=0