EE東北ガイドブックWEB版
C-21 その他分野

AIを用いた猛禽類営巣適地の判別

営巣適地を短時間で判別し、事業遅延・コスト増加のリスクを低減

・施工箇所周辺における猛禽類の営巣地の位置情報は、保全措置を検討する上で欠かせないものの、営巣適地の分布解析にはコストと時間を要します。
・施工箇所が未確定の場合、解析作業は進められず、着工時期の遅延リスクが生じます。また、もし解析途中で施工箇所が変更となった場合、データ処理に費やしたコストが無駄になってしまいます。
・弊社は衛星画像を用いてCNN(畳み込みニューラルネットワーク)を用いたモデルを構築し、営巣適地を短時間で簡易判別する技術を確立しました。現時点で500m×500mメッシュにおいて85%の正解率を達成しており、今後は対象種に合わせたメッシュの細分化及び正解率向上を図ります。

(株)建設技術研究所 東北支社
担当:東北支社 環境室 大石
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