EE東北ガイドブックWEB版
B-49 設計・施工

多機能変換型TBM(MC‐TBM)

TBMのカッターと隔壁に開口扉を設けることで
NATMへの変更を容易とし、破砕帯等への対応性向上

長距離トンネルを全断面TBMで施工する場合、破砕帯などの不良地山に遭遇し、カッターやTBM本体が拘束されることが多い。このような状況に対応するために、カッター中央部に開口扉を設け、密閉型から開放型への変換を可能とするとともに、切羽への地盤改良やマシン前方へ掘削機や削孔機の搬出を容易にした多機能変換型TBM(Multifunction Changeable‐TBM)を開発した。破砕帯の出現する複合地盤でも、マシン前方の先行掘削ができるため、ビットの交換やNATMへの工法変更も容易であり、工期短縮、コスト削減が可能である。(PAT.No.5642130, 6029122, 6080806)

日本工営グループ 日本シビックコンサルタント(株)
担当:日本シビックコンサルタント(株) 技術統括本部 近藤紀夫
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