過去のEE東北
EE東北’02
EE東北’02が過去最高の来場者で盛大に開催されました
「優しさを 地球に広げる 新技術」をキャッチフレーズに、5月21日から3日間開催されたEE東北'02は、5,740人(新技術発表会560人、新技術展示会5,180人)と過去最高の来場者を迎えて大きな成果を上げることができました。
初日の5月21には、仙台市青年文化センターにおいて「新技術発表会」が開催され、東海大学教授唐津 一氏による特別講演の他、出展者による12件の技術発表が行われました。開会にあたり実行委員長の東北地方整備局大内企画部長は、「本日紹介する新技術、新工法は選りすぐりのもの。唐津先生のご講演や新技術の発表を通じて今後さらなる技術の開発普及に努めていただきたい。」と挨拶。唐津教授は講演の中で「日本を支えているのは製造業、日本の技術力は世界有数のものである。この技術力に裏打ちされた日本経済は上昇のポテンシャルを大いに秘めている。日本の企業、国民はもっと自信を持ってよい。」と述べられました。
唐津 一氏による特別講演
引き続き行われた発表会では、東北技術事務所を含む12人の方々が各社の新技術をわかりやすく説明し、6人のアドバイザーと意見を交わしました。
5月22日・23日には多賀城市の東北技術事務所構内において過去最大の139社による各社自慢の313新技術が展示紹介されました。開会式の挨拶に立った竹内東北地方整備局長は、「大変厳しい経済情勢が続いている中で、新技術という事が非常に大事になってきている。こういう厳しい時代を乗り切っていくためには新技術ということが非常に大事。社会資本整備は50年、100年というレベルで進めていくもので、技術ということが非常に重要である。本日のEE東北が強く美し東北づくりに向けて大きな情報発信になることを祈念する」と述べました。
また、望月国土交通省建設施工企画課長の代理で挨拶に立った鈴木企画専門官は、「平成2年度に開催され今年で13回目を迎えることは、技術開発への積極的な取り組みの現れ。今回展示された新技術はいずれも住宅社会資本に欠かすことができないもの。国民生活、経済活動に大きな波及効果をもたらすとともに、21世紀の公共事業に欠くことのできないものである。」と述べました。
関係者によるテープカットの後オープンした展示会場には、東北各地から産学官の多数の関係者が訪れ各ブースで熱心に質問する光景が見られました。
竹内東北地方整備局長の開会あいさつ
開会式のテープカット
展示会会場の様子
今年は、初めての企画として東北大学と宮城県農業短期大学がブースを設け、産学官の交流を深め好評でした。また、仙台市少年少女発明クラブの作品も展示され子供たちの独創的な発想による作品に関心が寄せられていました。
今回展示された各社の新技術が、より良い社会資本づくりに寄与するとともに、この展示会を契機に新技術の開発がますます盛んになることを願っております。
遠路おいでいただいた見学者の皆様、出展した企業等の皆様、大変ありがとうございました。