津波・高潮来襲時、自然の力を利用して航路を閉鎖する可動式の防波堤
海底に沈設した扉体を旋回起立させることで、連続した防波堤を形成する新しいタイプの可動式の構造物です。扉体に蓄えた浮力と水圧という自然の力を利用するため駆動に必要な動力不要、建設ならびに維持管理費と、電子機器類の突発的な故障による閉鎖失敗リスクの低減を実現した設備です。
【特長】
①自然の力を利用した構造・機構により、確実に航路を閉鎖できる
②平常時は海底に倒伏しているため、船舶航行・海水交換を阻害せず、周辺景観への影響が少ない
③構造物の重心が低いため、耐震性に優れる
④常時の潮流を利用した状態監視システムにより、予防保全にかかる負担を低減できる