充実した試験体制を整備し、地すべりや斜面の安定度評価に求められる「土の残留強度」を迅速に提供します
粘性土の残留強度の計測には大変位せん断が必要であり、数週間~1か月以上の長期間を要しますが、弊社では14機のリングせん断試験機、5機の繰り返し一面せん断試験機を運用し、迅速な試験実施体制を整備しています。また、高品質ボーリングにより、乱さず採取した地すべり面を用い、直接強度を計測する試験技術にも取り組んでいます。
自然斜面で再活動を繰り返すような地すべりの安定度評価に加え、変状の続く切土法面などでも長期安定性評価の観点から試験を行う場面も増えています。地震によって発生した大規模な地すべりにおいて、残留強度を用いて安定度を評価し、対策工方針を策定するといった活用例もあります。