推進工(またはシールド工)において地中障害物撤去を非開削で行う工法
DAPPI工法は、推進工(またはシールド工)の計画段階で、管渠通過位置に地中障害物の存在が解っていて、地上から直接の撤去が不可能な場合や撤去するのに多額の費用を要する場合に、事前に地中障害物を撤去することなく、当該工法の掘進機を採用することにより、地中障害物の直前で掘進を停止し、掘進機の外殻部分を地中に残したまま内部の切羽掘進装置を一時的に引抜き、地中障害物を目視しながら人力により確実に除去した後、切羽掘進装置を再装着して中断した位置から再掘進できる掘進機を提供できる工法です。この工法は、都市部の管渠計画において地中障害物を撤去しなければならない場合に適用効果が高くなります。