ジャイロ効果を利用
吊荷の向きを遠隔操作で自在に制御
本装置は、装置内部のフライホイールを高速回転させることで発生する「ジャイロ効果(物体が高速回転すると姿勢が乱されにくくなる現象)」を利用して、クレーンによる揚重作業において吊荷の水平回転を制御する装置です。作業員がタブレットで陸上(または船上)から遠隔操作します。吊荷の向きは装置に内蔵した方位計からタブレットに表示されます。ブロック等の水中構造物据付作業において、重量物を直接扱う作業は最も危険を伴い、時間も要します。
本装置は、遠隔操作で吊荷の水平方向の向きを任意に変えることができ、その向きを強力に保持するこ とができるので、据付作業における安全性、施工効率の向上に大きく寄与します。