小規模渓流での土砂災害を未然に防ぎ、安全・安心な暮らしに貢献
近年、都市化や道路ネットワークの整備に伴い宅地や高速道路などが山麓部にまで進展し、保全対象背後に位置する急勾配で流域面積が小さい渓流で発生する土石流や流木等による被害が頻発しております。「スリットバリア」は、このような小規模渓流で発生する土石流や流木の捕捉工として適用できる施設で、土石流や流木などの直撃による保全対象への被害を最小限に抑えることを目的とした構造物です。ユニット化された鋼管フレームで構成されており、組立性・施工性を重視したシンプルな構造で、現地の地形や保全対象の範囲に応じて柔軟な配置が可能です。特に、流木の捕捉には絶大な効果を発揮し、近年頻発する流木災害の軽減に寄与します。