EE東北ガイドブックWEB版
C-018 防災・安全

多機能変換型TBM工法(MC-TBM)

TBMのカッターと隔壁に開口部を設けることでNATMへの変換を容易とし、破砕帯等への対応性を向上

長距離トンネルを全断面TBMで施工する場合、破砕帯等の不良地山に遭遇し、カッターやTBM本体が拘束されることが多い。このような状況に対応するために、カッター中央部に開口扉を設け、密閉型から開放型への変換を可能とするとともに、切羽への地盤改良やマシン前方へ掘削機や削孔機の搬出を容易にした多機能変換型TBM工法(Multifunction ChangeableーTBM)を開発した。破砕帯の出現する複合地盤でも、マシン前方の先行掘削ができるため、NATMへの工法変更やビットの交換も容易であり、工期短縮、コスト削減が可能である。

日本工営グループ 日本シビックコンサルタント(株)
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