地盤変動時に生じる得るアーチ橋およびトラス橋の挙動と損傷のデータベース化に向けた数値解析
2016年4月に発生した熊本地震においては、多くの橋梁が甚大な損傷を受けましたが、地盤変動によってより深刻な損傷を生じた橋梁が複数存在し、その対策が求められています。しかし、H29版道路橋示方書V編では、「評価方法等が工学的に確立されておらず、設計計算で評価できる手法として確立されていない」と記されており、対策そのものが初期段階にあることが示唆されています。上記背景の元、東北学院大学においては、2019年より地盤変動時に橋梁に生じる挙動をFEM解析でシミュレートしデータベース化する取り組みを実施しています。本年度は、昨年から新たに得られた知見をアーチ橋とトラス橋を中心としてご紹介します。
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