当社独自の『ダイス・ロッド式摩擦ダンパー』を用いて、既設橋梁の耐震性を向上させる技術です
近年、地震直後における橋梁(公共インフラ)の機能維持が課題となっています。兵庫県南部地震以降は、最低限の耐震補強として落橋・倒壊対策が施されてきましたが、落橋を免れても損傷が甚大で交通機能を維持できなければ、救援物資輸送などの公共インフラの役割を果たすことができません。
そこで当社は、既設橋梁の支承部に「ダイス・ロッド式摩擦ダンパー(DRFーDP)」を設置して耐震性能を向上させ、レベル1の中小地震には固定支承としての機能を発揮し、レベル2の大地震に対しては橋脚基部を弾性範囲ないし限定的な損傷に留め、地震後も緊急輸送路としての機能を維持できる耐震補強工法を首都高速道路(株)と共同開発しました。
NETIS:KTー200137ーA