インフラ分野におけるDXの推進に向けて
AR(拡張現実)技術は、視認の困難な地下埋設物や建物内の配管などの構造物の位置を把握する場合に特に有効です。アジア航測では、現場作業や多様な利活用を想定し、タブレットなどを使用して三次元データをAR表示するシステムを開発しており、道路縁や地下埋設物などのGISデータを現実空間に表示することを実現しました。
ウェアラブルデバイスを利用したMR(複合現実)技術の活用にも取り組んでいます。MR表示によって実物が目の前に存在しているような臨場感を持った体験が可能です。例えば、災害時の現場の三次元データを作成してMR表示をすることにより、対策本部において正確な被災状況を再現することが可能になります。