環境に配慮し、安全に被膜を除去する工法
本工法は、IH装置システムにより、橋梁等の旧被膜を剥離する工法です。
従来の鋼材の被膜除去では、ブラスト工法をはじめとする機械的工法や、化学薬品を利用した剥離剤工法が使われてきました。しかし、機械式工法では、被膜ダストの飛散防止が必須であり、また、剥離剤工法においても火災の予防が必要であり、作業性・安全性の課題がありました。
IH式被膜除去装置では、電磁誘導加熱(IH)によって、鋼材表面に発生した熱を利用し、鋼板表面の被膜を剥離させます。本工法により、①作業環境(塵、埃の飛散、騒音他)と安全性の向上、②作業効率の改善、③廃棄物の低減が可能となります。