硬化コンクリートに含まれる塩分濃度を高精度、効率的かつ安価に分析することを可能とする蛍光X線分析装置
コンクリート構造物の塩害状況調査方法としては「硬化コンクリートに含まれる塩分濃度の測定手法(JIS A 1154)」が一般的ですが、この方法では1日に数試料しか測定することができません。当社では特殊な粉砕装置と蛍光X線分析装置とを組み合わせた独自の測定フローを開発し、塩害状況調査の高精度・高効率化を実現しました。本技術を活用することで調査期間の短縮だけではなく、劣化箇所見落としの可能性低減、劣化箇所の絞り込みによる対策の低コスト化も期待されます。
既に、東北地方における道路橋梁塩害調査で多数の採用実績があり、調査結果は橋梁補修計画に活用されています。