自己充塡コンクリートを用いたトンネル覆工の自動化

トンネル覆工コンクリート工においては、作業員の高齢化や熟練員の不足、覆工用型枠の狭隘な作業空間など、労働環境の改善が求められています。また、覆工品質においても、コンクリート品質の変動や振動締固めの不備に起因する材料分離、充塡不良などの初期欠陥に対する予防策も求められています。そこで、省力化・省人化や覆工品質の向上を目的に、自己充塡コンクリートを用いる『自己充塡覆工構築システム』を開発しました。2022年2月開設の技術センターSOU実験ヤードにおいて、1スパン10.5ｍの覆工用セントルと外型枠を設置し、自己充塡コンクリートを圧入する施工実験を行ったところ、良好な覆工を構築する事が出来ました。