EE東北ガイドブックWEB版
A-40 設計・施工

自動化オープンケーソン工法(SOCS):

ヒトと機械が一体となり深度120mを目指せ!

『SOCS』は、従来のオープンケーソン工法では困難であった水中でのケーソン刃先直下の硬質地盤掘削を実現した無人化立坑施工技術です。
刃先部を掘削する水中掘削機は水圧1.2MPa(水深120m相当)の耐水性能を有し、ケーソン躯体内面に取り付けたレール上を移動しながら、地上からの遠隔操作により刃先直下の地盤を確実に掘削します。施工中はICT技術をフル活用し、刃先抵抗、周面摩擦、傾斜、水圧などの情報を一元管理し、ケーソン挙動を高精度にコントロールしながら安全に大深度大口径立坑を築造します(実績;最大径φ35m、最大深度73.5m)。立坑断面形状は、円形のほか小判型、矩形にも適用できます。

(株)鴻池組
担当:(株)鴻池組 技術研究所 技術戦略部
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