供用中のトンネルの盤ぶくれ対策技術
供用中のトンネルの盤ぶくれ対策の一つとして、下向きロックボルトが適用されることがあります。従来、ロックボルトの施工は削孔水を用いた水削孔が一般的ですが、本技術ではエアーを用いた無水削孔が可能です。削孔は、孔壁の保持が困難な脆弱な地山に対応できるよう、二重管削孔を基本としています。ボーリングロッドにスクリューを取り付けることで削孔土砂を強制的に排土できる機能を兼ね備えています。
削孔機械は、供用中のトンネル内などの狭い空間でも機動力を発揮する「超小型削孔機SMー6」を使用します。打設角度の可動域が広く、様々な姿勢でボーリング作業が可能です。