コンクリート壁高欄に設置する電気通信設備用に開発された軽量化したFRP製のハンドホール
道路橋の交通情報システムを構築する電気通信設備は配管保護の観点から、コンクリート壁高欄内に埋設されており、その点検用として壁高欄内にハンドホールが設置されています。従来のハンドホールは鋼製で角部が鋭角な構造のため、施工性が悪く角部からのコンクリートひび割れが生じやすくなります。そこで、角部を曲面仕上げとしたFRP製のハンドホールを開発し、形状を見直すことでコンクリートの充填性や防護柵機能も向上しました。また、従来の溶融亜鉛めっきを施した鋼製ハンドホールでは、塩害地域等において早期に腐食する懸念がありましたがFRPは腐食せず、軽量のため現場で取り扱いが非常によい商品となっています。