EE東北

過去のEE東北

EE東北’06


EE東北'06

 「EE東北」は、「強く美しい東北」を実現するための一つとして、良質な社会資本の整備を通じて地域の発展に寄与することを目的にしています。そのために、建設事業に関する新技術を公開し、その普及を図ることにより、技術開発を促す意義を目指して、平成2年から毎年開催しています。
 今年度は「新技術 地球にやさしく未来のために…」をキャッチフレーズとして、5月23日から5月25日の3日間、仙台市青年文化センターと東北技術事務所構内を会場に開催され、好天にも恵まれ、6,000名(新技術発表会500名、新技術展示会5,500名)の来場者を迎えて、新技術を広く公開する目的を達成することができました。

 

新技術発表会

新技術展示会
 

5月23日 新技術発表会

 仙台市青年文化センターを会場として、日本における「ブレインイメージング研究(脳のどの部分にどんな機能があるかを調べる)」の第一人者である川島隆太教授(東北大学加齢医学研究所脳機能開発研究分野)より、「脳科学から新産業を創製する」と題した特別講演をいただき、我々の脳も一段と活性化させていただける特別講演をいただきました。その後に出展者から10題の新技術の発表が行われました。(新技術発表会プログラム

 


 
川島教授の特別講演

5月24、25日 新技術展示会

 新技術展示会の初日には、東北技術事務所構内において、オープニングセレモニーを行いました。開会挨拶の中で、森永局長は「最新の技術に触れ、新技術の開発普及と公共事業への活用促進が図られ、「強く美しい東北」を目指した地域の発展に結びつくことを期待します」と述べ、その後関係者によるテープカットにより、二日間の展示会が始まりました。

 今年出展された新技術は、336件(出展者数151者)がありました。特徴としては、昨今の災害を反映して「安全安心」に関する技術が103技術と最も多く、また“品確法”を反映して「コスト縮減」90技術、「品質確保」37技術、「環境」が87技術などとなっていました。また、東北に拠点を置く出展社数が30社となっていました。また、NETIS登録技術が136技術と、その普及状況が反映されていました。

 ・出展技術一覧表【大学出展技術及び展示館内追加出展技術分含む】(6.5MB)
 ・出展配置図(692KB)
 ・プレゼンテーションプログラム(32KB)

 両日とも各出展者のブース前では新技術の説明や、実演が行われ、また、会場内の特設会場において、336件の技術の内32技術の発表会(プレゼンテーション)が行われ、二日間で890名の方々が聴講されていました。

 

オープニングセレモニー

森永局長 挨拶
 



 

 

NETIS登録済みの技術が多く出展した展示会


 出展には、東北大学・宮城大学(食産業学部)が特別参加して研究成果の展示を行い、東北地方整備局としては、東北技術事務所が「除雪トラック用投雪制御装置の開発」「簡易油回収機の改良」、仙台港湾空港技術調査事務所が「GPS波浪計」について出展を行いました。

 


 


 


 
出展者による新技術の説明や実演の様子



プレゼンテーション会場
 

大学による研究成果の展示
 

仙台港湾空港技術調査事務所
からの出展

来年の開催に向けて

 「EE東北’06」は好天に恵まれ、多くの来場者を迎えて17回目の開催を終えることができました。東北からの新技術の発信や、より広い分野での新技術を多くの方々に公開・活用する取り組みをさらなる課題として次回開催への準備を進めていきます。
 これらの新技術は、現場のニーズから生まれ、現場で活用することで普及されるものです。発注者側の皆様が、新技術を「EE東北」で実感されて、皆様の業務の中で活用され、良質な社会資本の整備につながることを期待し、来年のご来場をお待ちしています。


◆主催
 「EE東北」実行委員会(委員長:東北地方整備局 企画部長)

(構成団体名)
 東北地方整備局、(社)日本土木工業協会東北支部、(社)日本道路建設業協会東北支部、
 (社)日本建設機械化協会東北支部、(中間法人)全国コンクリート製品協会東支部、
 (社)全国特定法面保護協会東北地方支部、東北建設業協連合会、(社)東北建設協会、
 (社)日本埋立浚渫協会東北支部、(社)建設電気技術協会東北支部、青森県、岩手県、
 宮城県、秋田県、山形県、福島県、仙台市、東日本高速道路(株)東北支社

◆後援
 (財)先端建設技術センター、(社)土木学会東北支部 、(社)建設コンサルタンツ協会東北支部、
 河北新報社、日刊建設工業新聞社東北支社、日刊建設通信新聞社、日刊建設産業新聞社、建設新聞社